March 2024  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

深セン WeChat Payで地下鉄に乗れる街

JUGEMテーマ:中国

中国でキャッシュレス生活の範囲を次々と広げてきた微信支付

(WeChat Pay)ですが、ついに地下鉄利用まで可能にしました。

 

場所はWeChatを展開するテンセントのお膝元の深センです。

 

QRコードを使った地下鉄乗車は、今年5月に始まったようですが、

使ってみるととても便利です。

 

お隣の国では、スマホだけ持ってれば生活できる時代に、着実に

近づいているようです。

 

 

深センに立ち寄る機会があり、5月に始まったばかりのWeChatを利用した

地下鉄乗車を試して来ました。

 

日本でもモバイルSUICAで改札通れるけど、と言う声も飛んで来そうですが、

LINEを使って買い物して、タクシー呼んで、シェア自転車に乗って、出前を頼んで、

行政サービスも利用できて、更に地下鉄にも乗れるというような事が、WeChat1つで

こなせてしまう訳ですから、ほんと驚きです。

 

1. 地下鉄アプリを入手

WeChatのスタートページの検索で「Shenzhen ditie」とタイプすると

「深セン地铁e出行」というミニアプリが表示されますので、ダウンロードします。

(センの簡体字が文字化けで表示できません。。。)

 

画面の指示に従って入力を進めると、開通!のメッセージが。

 

WeChatの本人→カード&特典の中に「深セン市地铁乘车码」というロゴが

表示されます。これが地下鉄に乗るためのアプリです。

地下鉄に乗る時はこのミニアプリを立ち上げ、「刷码乘车」と表示された部分を

クリックするとQR コードが表示されるので、このコードをスキャンして使います。

 

2. 改札の通り方

駅のチケット自動販売機に、いかにもWeChat Payで切符買えます、的な飾りが

ついていたりしますが、一切無視して改札機に向かいます。

改札の通り方自体は、日本で交通カードを使うのとほとんど変わりません。

 

改札機の手前上部の白く光った四角い部分が、QR コードのスキャナーです。

ここにスマホ上のQRコードを当てるとゲートが開きます。

改札を通ると、アプリに「xx時xx分、xx駅から乗車しました。」的なメッセージが

表示されます。

 

目的地に着いて改札を出る時もQRコードを表示してスキャナーに読ませます。

この辺りも基本的には日本の交通カードと同じ使い方です。

 

利用が終わると、乗車駅と下車駅の記録と支払料金が表示されます。

 

3. ミニアプリの機能

ミニアプリの機能は必要十分といったところでしょう。

と言いつつ、モバイルSuicaに比べると、かなり多くの機能が搭載されています。

 

乘车记录(乗車記録)は文字通り、乗車履歴で利用区間と料金が表示されます。

モバイルSuicaでも同様の機能がありますよね。

 

15分くらいの近距離しか乗ってないのですが、料金は全て2元(約35円)です。安!

 

 

已开通路线は開通している路線、つまり地下鉄路線図です。

shi用站点(簡体字が表示できません)は使える駅の意味で、近隣の駅が表示されます。

日本で見ているので、凄まじく遠いですが、小数点第2位という事は10m単位まで

距離が表示されるという事なので、とても便利そうです。

 

また、距離の横にある緑色の目印マークを押すと、地図アプリが立ち上がり、

目指す駅にピンが表示されます。


右下のマークを見る限り、駅までのルート案内もしてくれそうです。

 

他にもLINEでいう公式アカウントで、地下鉄会社をフォローする事ができます。

あまり必要がないような気もします。

 

如何でしょう?WeChatの地下鉄アプリ、本当に便利です。

 

但し、あくまでWeChat Payを使える事が前提となっているため、Pay機能の

アクティベートが困難な外国人旅行者にとっては恩恵を受けるのが大変です。

 

中国旅行を計画する貴方、何としてもWeChat Payをアクティベートしましょう。

中国で銀行口座を開くか、アクティベートされたWeChat Payアカウントを持つ

人からお金を送ってもらうかです。

 

WeChatを使った深セン地下鉄ミニアプリの紹介でした。

 

pagetop