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青島:流亭国際空港からのアクセスを紹介します

JUGEMテーマ:中国

 

青島流亭国際空港からの市内アクセスを紹介します。

 

中国の東海岸、黄海に面し、美しいビーチを有する青島(チンダオ)は、

ヨーロッパの雰囲気を感じさせる風光明媚な都市です。

 

そんな青島の玄関口である流亭(リュウティン)国際空港は、青島市の

北方約30kmに位置し、ANAが成田空港と関西空港、中国東方航空が

関空、名古屋、福岡との間で直行便を運行しています。

 

2019年8月時点で地下鉄は空港まで延伸しておらず、市内アクセスは、

バスかタクシーが基本になります。

 

今回は、リムジンバスによる市内中心部へのアクセスを紹介します。

所要時間は高速道路経由で約50分、料金は20元(約300円)です。

 

安くて簡単なバスでの移動をオススメします。

1. 青島流亭国際空港へ

マイルを使って、中国のビーチリゾート青島を訪れました。

 

9:55成田空港発のANA便は、ほぼ満席でした。中国国際航空、山東航空とのコード

シェア便は、中国の乗客が多いようで、周りからは中国語しか聞こえて来ません。

 

成田から青島への直行便のフライト時間は、3時間35分なので、映画を1本見て少し

まったりできるくらいの手軽な移動です。

 

まさに映画を見終わった頃、飛行機が降下を開始しました。当日の天気は、綺麗な

晴天でしたが、機内から見る青島の上空には、スモッグのような白いガスがかかって

いました。。ちょっと不安。。

 

その後も順調なフライトが続き、ほぼ予定通りの12:40 頃、青島流亭国際空港に

到着しました。

 

入国審査に向かう通路の左手に、外国人用と表示された指紋採取機が並んでいます。

良く分からないまま、表示に従ってパスポートを読み込ませましたが、何故か指紋を

要求される事もないまま、OKと書かれた小さい紙が出て来ました。

 

何がOKなのかさっぱり分からないまま、入国審査に臨みましたが、いつも通りに

指紋登録を要求されました。たぶん指紋採取機は無視していいんでしょう。

 

入国審査後のバゲッジクレームで、街に出るリムジンバスチケットの自動販売機を

見つけましたが、中国の身分証明証が必要で、外国人は買えないパターンでした。
 

スーツケースを受け取って、これまたいつも通りの荷物のX線検査を受けた後、

到着ロビーに出ます。

 

2. リムジンバスで市内へ移動

では、リムジンバスのチケット売り場を探しましょう。

到着ロビーを右に進むと、前方に味千ラーメンが見えます。

ラーメン店を右折し、店の右にある通路を国内線ターミナルに向かって直進します。

国内線ターミナルに入ると、左手にセブンイレブン、スターバックスといった日本で

見慣れた店舗が並び、その並びにリムジンバスのチケットカウンターがあります。

到着ロビーからチケット売り場までの所要時間は、5分以内です。

チケット購入は、Alipay、WeChat Pay共に使用可能で、料金は20元(約300円)と

とてもリーズナブルです。

 

バスルートは、701、702、703番の3路線で、料金は共通で、所要時間も同程度の

ようです。私の目的地であるホテルは、701号のバス停が便利そうだったので、

たどたどしい中国語で、701路線と言ったら、なんとか通じました。

ロビーを更に100mくらい奥に進んだところにもチケット売り場と、バスの待合

スペースがありますが、これは長距離バス用で、青島市内行ではありません。

チケット売り場横のドアから外に出た所にバス停が並んでおり、701番バスは出て

すぐの1番乗り場で、チケット売り場のちょうど真後ろくらいの位置関係です。



外に出ると、既にバスが到着しており、車体横の開いたトランクにいくつかの

バス停名を書いた札があり、乗客が自分でスーツケースをバスに入れていました。

 

特に引換券はなく、途中のバス停でも運転手がチェックする事もないまま、乗客が

荷物を持っていくので、くれぐれも貴重品を入れないようにしましょう。

バスの座席の上にも日本のリムジンバスのような荷棚があるので、荷物が特に大きく

ければ、中に持ち込んだ方が安心かもしれません。

 

出発は30分毎となっており、飛行機が到着して約50分後の13:30にバスに乗り込み

ましたが、バスはなかなか出発しません。

 

中国では、席が満席になるまで発車しないケースもありましたが、青島では20分程

待って、9割くらい席が埋まったところで、何のアナウンスもなく、発車しました。


やっと出発したと思ったら、バスは何故かすぐ止まリ、バス会社の人と思われる

若い兄ちゃんがチケットのもぎりを始めました。

もぎりが終わったところで、再度出発です。目的地の浮山所は7つ目のバス停の模様。

バスはすぐに高速道路に乗り、快調に走ります。

大きなマンションが数多く建っており、遠くには青島が誇るロウ山が見えます。

やっぱりガスっているのか遠くが霞んで見えます。

 

25分くらいで高速道路を下りてすぐの最初のバス停に到着しました。電光表示や

アナウンスはなく、運転手がバス停名を言うのみです。聞き取れないけど。。


地図を見ると、バス停のそばに赤の地下鉄2号線の「遼陽東路」の駅があったので、

ここで降りて地下鉄に乗り換える方法もありますね。



それにしても地図アプリは便利です。これさえあれば、知らない土地への一人旅行も

問題なしです。

バスはその後も大通りを進み、数分毎に停留所で停まる感じです。乗客に数は徐々に

減って来ました。

 

それにしてもやっぱりガスがひどい。道路沿いのマンションが霞んで見えます。

 

このビーチリゾートに似合わないガスの正体について、泊まったホテルで聞いた所、

海水が蒸発した気体が街を漂うため、風がない時は、滞留してガスに見えるとの事で

海沿いの街ならではの理由でした。

 

特に渋滞に巻き込まれることもなく、順調な運行が続き、約50分で目的地である

浮山所(家楽福)に到着しました。

 

バスを降りるとトランクから自分でスーツケースを取り出します。

チェックはないので、取り間違いに気を付けましょう。

 

ちなみにカッコ書きの「家楽福」とは、スーパーのカルフールの中国名です。

店舗には見慣れたロゴが描かれています。

浮山所のバス停はまさにカルフールの目の前にあります。

 

更にバス停のすぐそばには、同名の地下鉄2号線の駅があるので、2号線沿いの

ホテルに宿泊される方は、浮山所で降りるといいでしょう。

 

今回宿泊したEQUATORIAL Hotel (青島貴都国際大飯店)は、バス停から通りを

挟んだ反対側です。近い!便利!

 

このホテル、部屋は広いし、ジムやプールも完備、地下鉄駅もすぐそばで交通

アクセスも最高。青島を代表する五四広場にも歩いて行けます。

 

やや古びた感じはありますが、コスパを考えるとオススメのホテルです。

 

3. 市内から青島流亭国際空港へ

次は、帰りの空港へのアクセスを説明します。

 

EQUATORIAL Hotel(青島貴都国際大飯店)からの空港アクセスは、ド楽勝です。

 

リムジンバスのチケットは、隣のAirport Fuhua Hotel(青島空港富華酒店)で購入

できます。予約の必要はありません。

 

ホテルに入って右奥のカウンターがリムジンバスのチケット売り場なので、ここで

チケットを買って、ロビーで待っていると、バスが到着する前にチケット売り場の

係員が声をかけてくれます。

 

係員に付いてホテルの前の大通り沿いで待っていると、バスがやって来ました。

 

バスに乗ってしまえば、後は到着したルートを逆に進むだけです。

 

留意点は国際ターミナルに到着する前に、国内線ターミナルのバス停に停まるので、

間違えて降りないようにという事だけです。

 

まあ、降りたとしても歩いて移動できる距離なので、どうにでもなるでしょうが。

 

今回は中国青島の流亭国際空港から市内へのリムジンバスアクセスを紹介しました。

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